京大経済学部論文入試を考える受験生に言ってみたいこと

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11 /28 2014
2014/11/28再掲します。今年で論文入試が終わりだそうですので、せっかく書いた文章だし参考にしてもらおうと思いました。少し古いものになってしまいますが、当時の私のような迷える受験生の道標になることを祈って…

以下、当時(2013/12/8)の記事です。

受験の季節になったから、それっぽいことを書こうと思った。

私が論文入試を考えた時、当然といえば当然なのだが、他の入試形態に比べて圧倒的に情報が少なくて困った覚えがある。ググってみても、正直これでは受からんだろうという高校生の質問に、わかっていない人間(おそらく京大に関係する人間ではないし、予備校とかの関係者でもないだろう。)が的外れな回答をする知恵袋しか出てこない。参考になる情報がないのだ。ドラゴン桜かなんかで「受験は情報戦だ」とかなんとか言ってたような気がするけど(あれ、言ってなかったかな?)、その通りだと思う。ちなみに、駿台にいても担任の先生とか資料からはあまり情報は入ってこなかった。よく資料に書いてある合格者センター得点率とかは、おそらく論文入試に関しては当てにならない。センター八割なくても受かってしまうのが論文入試である。ただ、足切りがあるのでそれは注意する必要がある。まあ七割五分あったら大丈夫だと思うが。

私は駿台で、京大論文に強い先生(今ではやっていないようだが、かつて駿台京大模試に論文型があった。その頃の担当を一手に引き受けていた先生だそうだ)にたまたま相談出来て、どういう風にやればいいかを教えてもらえたからいいものの、大概の受験生はそんなに幸運ではないだろう。言っておくが、私は駿台のステマをする気は無い。良いものは良いと言い、悪いものは悪いと言う。私の感想としては、同じ駿台でも(私立対策向けの)小論文講座は京大経済論文入試にはあまり役に立たないと思った。論文でやってはいけないこととか教えてもらえるし、考え方が土台になることはなるけど…

そういうわけで、需要があるかどうかわからないが、私はこれからの受験生のために微力ながら情報を提供することにした。ただ、ネットブログでなんか言ってるぞーぐらいの扱いで、参考にしても鵜呑みはしないで欲しい。

さて、今更ながら自己紹介。私は最低点+2で受かった結構ギリギリな人である。まあ、一般入試で受けようと思ってセンターでこけたので、論文は付け焼刃だから仕方ない。書き方を心得ているとは言えないし、練習不足で字数不足だった。それでも点数開示の結果としては論文175/300なので、そこそこいい内容が書けていたのかもしれない。他の科目は国語英語共に半分-1、センターは79%である。だから結果としては論文で全部ひっくり返して受かったと言える。だがしかし、論文も良く書けたとは言えない。何で受かったのか不思議である。

私のような成績で偉そうにこんな記事を書くのも恐縮なのだが、スラスラと文章を書く天才が定員25人中10人ぐらいの上位合格をかっさらっていくであろう論文入試で、私のような成績の人間の意見は逆に貴重なのかもしれない。この記事を書いた時点からすると今年なのだが、私と同じ年に論文入試で受かった人の中には、海外に住んでいて英語が余裕で出来るとか、物書きを目指していて文章を書くのは得意とか、我々一般人からすると少し異端のような人がいる。論文入試は、受験番号の若い人に合格者が集中するように見える。これは恐らく、前述のような異端型天才型の人、もとから論文入試に決めていた人がさっさと出願し、私のように一般入試を目指しながらもセンターでこけた人が最後まで出願を迷うからだと思われる。まあこのような異端型天才型の人は私の小賢しい意見など無視して我が道を行って欲しい。そんなことのない一般人諸君、頑張ろう、戦おう。私は応援する。

さて、まず、国語について思うのだが、予備校の京大模試と京大入試は、なんか質が違うんじゃないかと思う。私が本番に弱いだけかもしれないが、模試では稼ぎ頭だった国語がこの有様である。個人差はあるだろうが、本番の緊張の中で頭が回らない可能性とかも考慮すると、国語の点数は予測できないと思う。打線みたいなものだろう。水ものだ。ホームランがあれば三振がある、多分。

英語は…シラネ。添削をしてもらうのと単語を覚えるぐらいしか無いんじゃないか。ただ、国語と同じように、英作文は入試と模試で違うように思える。特に代ゼミの京大模試。確かに難しいのだが、難しさのベクトルが違うように思う。京大入試の英語の鍵は和文和訳なのに対して、模試の鍵はいかに難しい表現を知っているかということにあるように思った。過去問をやっていると、こう表現すればいいのかと驚くのに対して、模試の問題の解説集を読むと「知るかこんなん」と思ったものである。私の英語の語彙や表現力は他の京大生、下手をすると京大志望の高校生に劣るのだが、しかし、受かった人間でさえ模試の問題の解説に載っている表現の半分近くを知らない、あるいは知っていて読めても英作文では使えないというのはどうなのかと思う。過去問では、もちろん知っていなければどうしようもない表現もあるのだが、和文を解釈すればなんとかなることが結構ある。というよりむしろ直訳しにかかると、よほどの実力が無い限り返り討ちにあうことがある。入試本番で力が入って直訳しにかかって返り討ち、これが一番恐ろしいかもしれない。

論文も…シラネ(おい)。私の論文は先述の通り付け焼刃だから、論文の書き方についてはあまりよくわかっていない。そのへんは参考書なり(京大論文とか慶応論文とかの)論文講座で質問に行って欲しい。質問に行くことが重要である。あの手の講座は、授業を受けて課題を提出して添削してもらうだけではあまり伸びない。

とりあえず質問に行ってほしい。京大の論文は他大と難易度が違う。問題文と字数を見ればわかる。個別にアドバイスをもらう必要がある。


ただまあ、論文について完全に丸投げなのもアレなので、参考書や講座で教えてくれないことをぶっちゃけると、思いつかんかったら社会主義国家とかイスラム圏なんかをネタにすればいいんじゃないかと思う。「共産主義インターナショナル万歳ウラー!」とか、「イスラム原理主義最高!イスラム国に志願したい!」とか書いちゃヤバいが、日本の問題点とその解決方法を論じるときに、政治の仕組みが大きく違うのだから「かつてのソビエト連邦では………であった。勿論このようなシステムを全体的に導入すると財政が持たないのは自明であるが、部分的に導入するべきである。」とか、2013年入試で「日本では奨励される女性の社会進出であるが、原理主義の台頭する現在のイスラム圏ではむしろ正反対の事件が起こっている。」とか、結構使える(実際使った)。ただ、現代日本と違う政治システムを取りだすときなんかに、江戸時代とか太古の生活を扱うのはやめた方がいいんじゃないかと思う。更にそこに「昔の日本人には譲り合いの精神があった」なんて根拠もなく書いたらかなりまずいだろう。

あと、自分の考えた社会システムに穴があって、利己的な人間の集団が主体の社会のギブアンドテイクとかではどうしようもない場合には「法」という言葉を使えばいいんじゃないかと思う。法は重要な観点である。現行法に抵触するか否かとか、これからの法整備を如何にすべきかとかいうのに「法規制によって経済主体の暴走を防ぐ」とか、結構使いやすいんじゃないかな。

字数については、私の場合は字数不足(論文Ⅰの三問目が1600字中1000字ないくらい)でも見てくれて点数が付いていた。だから、いくら時間が無くても、最後まであきらめずに意地でも結論に持っていって論文の体裁を作るべきである。丁寧な字なんて書く必要は無い。時間が無かったらみみずの這ったような字でもいい。終了3分前でなお書ききれていなかった私は、もはやアラビア文字みたいなのを書きなぐっていたが、結論から言えばそれでもいいようだ(今年はどうか知らない)。とにかく文章の形を整えるべきだ。

と、まあ、私の論文はどうしてこうなったという感じになってしまったのだが、やはり練習不足、準備不足に尽きる。入試本番まで論文Ⅰを一回も通しでやっていないとか、今考えるとアホだ。3時間の集中は苦しい。けれども一回は通しでやって時間配分の感覚をつかむべきだ。論文Ⅱはそんなにやらんでもいい。論文ⅠができればⅡもできる。とにかく論文Ⅰである。私のように論文Ⅰの大問1、2を各一時間、大問3を二時間とかバカなことをやってはいけない。制限時間3時間の問題に4時間かかっとるやんけ。論文入試は時間との戦いである。

少々思いついたことを書いたが、他にも質問があったらコメント欄に書いて下されば答えられる範囲で答えようと思う。公開したくなかったら鍵をかけるか捨てPCメールアドレスでも貼って聞いて下さったらいいのではないだろうか。ただ、鵜呑みにしないでね。

追記 コメントでこの記事をお褒め頂いたのだけれど、アクセス解析を見ると残念ながら京大経済学部論文入試で検索してこの記事にたどり着いた人はいないようだ…やはり需要が無いのだろうか?まあ、あと二、三年で無くなる入試形態だしね~。でも、だからこそチャンスだと思うんだけどなあ。

追記の追記 2014年2月になって、論文入試で検索して来て下さる方が10名ほどいらっしゃった。コメントまで残して頂けた。この記事が参考になるかどうか自信が無いのだけど、どうなんだろう?どうやら需要はあるみたいで書いたことが無駄にならなくて良かった。

追記の追記の追記 論文入試が廃止されてしまうというのは残念だ。僕のような者が受かってしまうから廃止されたんだという話なんだけど、京大入試に高校時代の成績というフィルターは必要なのかと疑問に思える。人間のガラパゴス諸島だからあの大学は良いのであって、そして最もガラパゴス人間が寄ってくる(笑)入試が論文入試だと思うので、その廃止は誠に残念である。論文入試という魅力ある入試方法に興味のある人に対して情報提供をしようと思い、再びアップする次第である。以前と同じくコメントも受け付けていますので、よろしければお気軽にどうぞ。

追記の追記の追記の追記 2017年1月になって、特色入試の合格者がこの記事を参考にしてくれたとブログで言ってくれている。ありがたい話で、書いてよかったと思う瞬間である。もし特色入試について調べてここにたどり着いたら、その方が書いたこちらもおすすめです。 ベッドと机の狭間に生きる 特色入試(論文)で京都大学経済学部を目指そう!
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11 /25 2014
どうも御無沙汰しております。書くと言っておきながら一向に書いてなくて申し訳ございません…

最近どうもパソコンが不調なんですよね。ファンが壊れたようで時々起動すらしなくて困ったもんです。メーカーに電話しないといけないなと思いながらもなんかめんどくさいですよね。ばらして直すか…

芳鉄DX

アニメ、鉄道(特に関西)、カメラ、釣り、麻雀、自転車その他を愛する自称趣味人。好きなアニメはガンダム(初代)とカウボーイビバップ。でも最近は萌えも重要だと気付く。永遠の17歳ってことで。

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